2024-12

間質性肺疾患

悪性腫瘍患者における細胞障害性抗がん剤による薬剤性肺炎とILAとの関連性(Oishi, et al. Respir Med. 2024)

Association of interstitial lung abnormalities with cytotoxic agent-induced pneumonitis in patients with malignancy引用文献最近はInterstitial lung abnormalities(ILA)に注目しているのでいろいろジャーナルを見ていたらこんな論文がArticle in pressになっていました。ちなみにILAとは、「臨床的に間質性肺疾患(ILD)が疑われていない患者で偶然に発見される、ILDに適合する可能性があるCTの所見 (Hatabu et al. Lancet Respir Med 2020)」を指しています。ground-glass abnormalitiesやreticular abnormalities、lung distortion、traction bronchiectasis、honeycombing、およびnon-emphysematous cystsを含む非依存性異常が偶発的に発見されること、肺の領域(上部、中部、下部の肺領域は大動脈弓...
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今日は ねこ日和かもしれん

とてもきもちよさそうですな。出勤したくなくなりますが、病院にいかねば・・・
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間質性肺疾患

Fibrotic HPとIPFを区別するためのCT診断モデルの検証(Sumikawa, et al. Respir Investig. 2024)

Validation of a computed tomography diagnostic model for differentiating fibrotic hypersensitivity pneumonitis from idiopathic pulmonary fibrosis引用文献過敏性肺炎(HP)には、線維化の有無に応じて非線維化(non-fibrotic)型と線維化(fibrotic)型の2つの表現型に分類されます。ガイドラインでは、「typical HP(典型的)」、「compatible with HP(HPに合致する)」、および「indeterminate for HP(HPかどうか微妙)」のような高分解能CT(HRCT)パターンが示されています。HPに特徴的な所見の分布として、【ランダムな分布】【中肺野優位】【下肺野が比較的スペアされる分布】があります。fibrotic HPに見られる所見として、小気道の異常、例えば不明瞭な中心小葉性結節、mosaic attenuation、three-density pattern、エアトラッピングなどが挙げられます。簡...
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論文の書き方

データ解析:平均値と中央値 どちらを使う? 群間比較に用いる統計は? 正規分布って??

前向き・後ろ向きを問わず、臨床研究では「A群とB群の年齢の比較」など、複数の群間における興味ある変数の比較が重要ですね。このような解析のときには、そのような変数は平均値で表した方がよいのか?それとも中央値で表した方がよいのかどちらがよいのでしょうか?あと聞きたいんですが、興味ある変数の群間比較にはt検定とかマン・ホイットニーとかがありますが、どれを使えばいいんですか?その前に、まずは目的の変数が正規分布しているかどうかを評価しよう平均値で表した方がよいのか、それとも中央値で表した方がよいのかを決めるときには、まず、その変数が正規分布かどうかを判別します。その時には、主に以下の方法を使用します。(1) 視覚的な確認ヒストグラムを作成して、データが正規分布に従っているかを視覚的に確認します。(まずは見た目で。)(2) 統計検定シャピロ・ウィルク検定やコルモゴロフ・スミルノフ検定を用いて、データが正規分布に従っているかを検定します。帰無仮説:データは正規分布に従う。検定結果のp値が0.05未満の場合、正規分布ではないと判断します。 シャピロ・ウィルク検定(Shapiro-Wilk Test)...
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今後の投稿予定

そろそろ2024年末ですね。インフルエンザが増えてきて、その二次性肺炎などでの入院患者さんが増 えてきてます・・・さて、サイトが立ち上がってきましたのでちょこちょこと記事を更新していきたいと思います。
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間質性肺疾患

COPDGeneにおける間質性肺疾患の発症、進行、および死亡率(Rose JA, et al. Am J Respir Crit Care Med. 2024)

Development, Progression, and Mortality of Suspected Interstitial Lung Disease in COPDGeneRose JA, et al.Am J Respir Crit Care Med. 2024.PMID:39133466 引用Interstitial Lung Abnormalities(ILA)を持つ一部には間質性肺疾患(ILD)が疑われる患者さんが含まれ、不良な予後を示す可能性があります。ただし、そのようなILDの発症率や進行率、そして死亡率に影響するかどうかについては明確ではありません。この研究の目的ILDの発症率、進行率、および死亡率を調査し、ILDや進行基準がこれらに与える影響を評価すること。方法COPDGene(過去に行われた慢性閉塞性肺疾患の遺伝疫学研究)の参加者を対象としました。登録時および5年後の追跡調査で、ILAと呼吸機能の評価があった患者が解析されました。ILDの定義:ILAと線維化の存在、および/またはFVC < 80%登録時に既存ILD(prevalent ILD)を評価し、5年後...
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ブログ開設しました

はじめまして、Lung-Drです。ブログを開設しました。呼吸器領域の情報や論文の解釈・論文執筆に役立つ統計や手法を紹介していきたいと思います!!
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