2025-04-01

学び系

特発性NSIPは膠原病の前触れ?

Idiopathic nonspecific interstitial pneumonia: report of an American Thoracic Society project. Am J Respir Crit Care Med. 2008 Jun 15;177(12):1338-47.引用文献関連記事:NSIP一般について特発性NSIPは膠原病の前触れ?診断後も続く、見逃せない自己免疫疾患の兆候はじめに:NSIP診断では膠原病の除外が必須特発性NSIP(Idiopathic Nonspecific Interstitial Pneumonia)は、特発性間質性肺炎(IIPs)の一つであり、他の原因が除外されたうえで診断されます。そのため、診断時には徹底的な膠原病の除外が必要です。2008年のATSレポートでは、以下のような特徴が報告されています。中年の女性・非喫煙者に多いRaynaud現象、関節痛、自己抗体陽性など膠原病を疑わせる特徴を有する患者が一定数存在抗核抗体陽性率:43%、リウマチ因子陽性率:23%表3(Table 3)には、67例のiNSIP患者における臨床特徴...
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肺癌

肺がんとILAの関係とは?〜大規模メタアナリシスの結果から〜

Prevalence and prognostic significance of interstitial lung abnormalities in lung cancer: A meta-analysis. Ruiyuan Yang, et al. Lung Cancer 2025.引用文献近年、肺がんのスクリーニングに使われるCT検査が普及する中で、がんとは関係のない“偶然見つかる異常”も増えています。その中でも注目されているのが間質性肺異常(ILA: Interstitial Lung Abnormalities)です。ILAは、特に自覚症状がなくてもCTで網状影やすりガラス影などがある断面で5%以上の範囲に見られる所見で、将来的に肺の線維化へ進行する可能性があります。この研究では、「肺がん患者におけるILAの頻度はどれくらいか?」「ILAがあることで治療や予後に影響はあるのか?」を明らかにするために、24の先行研究(合計7859人)をまとめて解析しています。背景肺癌検診の普及に伴い、CTで偶発的に多数の所見が検出されるようになった。中でもILAが注目されており、肺癌に関する...
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