60歳女性、すりガラス様結節(GGN)
患者「え?肺癌?こんなに色が薄いのに?」
呼吸器内科医「ええ…その可能性あります。
この影は、癌になる手前の状態だったり、すでに癌化している可能性もあるんですよ。
もちろん、炎症のこともあって、経過で消える場合もありますけどね。
もし癌だった場合、こういうタイプは年単位で大きくなることが多いです。」
患者「……」
呼「で、小さいと気管支鏡で当たらないので
……いきなり手術になることが多いです。」
患者「ええっ!いきなり手術!?」
呼内「……驚きますよね。でも、小さいので、今なら手術で根治できると思います。
ただ、充実型の肺癌は早期手術ですが、GGNタイプは進行が遅いことが多いので、
経過観察して大きくなったり、濃くなって“癌らしさ”を確認してから手術、という選択もあります。
この場合、先送りにする形になりますし、その間に進行するリスクもあります。
一度、早期の手術を念頭に、うちの呼吸器外科に相談、どうです?」
患者「言っていること、わかりますけど…
なんか納得できないわ。症状ないし。
……リスク承知しました。受診しません。経過観察で。」
——経過——
呼内「……徐々に大きくなってますね。そろそろ、呼吸器外科に受診しません?」
患者「言っていること、わかるけど……
なんか、納得できないわ。」
——経過——
呼内「…ちょっと、濃くなってますね。
呼吸器外科…」
患者「納得できないわ。」
——約10年経過——
呼内「そろそろ呼吸器外科を……」
患者「……わかりました。
何年何年も、気遣ってくれて……感謝です。
そんな先生の言うことなら、信頼できます」
呼内「おお……!そうですか!じゃあ?」
患者「がんセンターにセカンドオピニオンで。」
・・・
指導医「納得できないわ~」


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