間質性肺疾患

スポンサーリンク
間質性肺疾患

🫁 呼吸器内科TIPS|「UIPパターン=IPF」と決めつけない――患者さん・若手医師むけ

胸部CTでUIP(usual interstitial pneumonia)パターンを認めたとき、多くの臨床家がまず「IPF(特発性肺線維症)では?」と考えるでしょう。しかし、呼吸器内科の視点からは、この時点でIPFと決めつけてしまうのは非常に危険です。実はUIPパターンは、膠原病関連ILD(RAや強皮症、MPAなど)や線維化型過敏性肺炎といった、二次性の間質性肺疾患でも頻繁にみられる画像所見です...
0
論文紹介

抗RNAポリメラーゼⅢ抗体陽性全身性硬化症患者の肺と腎:間質性肺疾患治療と腎クリーゼのジレンマ

全身性硬化症(SSc)に合併する間質性肺疾患(ILD)は、呼吸器内科にとって無視できないテーマです。しかし、抗RNAポリメラーゼIII抗体(ARA)陽性のSSc患者では、ILDの背後に“忍び寄る腎クリーゼ(SRC)”のリスクが潜んでいます。肺を守る治療が、腎を追い詰めることも──。大規模メタ解析の結果をもとに、ILDとSRCのバランスをどう取るべきか、かんがえてみたい・・・Abderrahmane...
0
間質性肺疾患

間質性肺疾患(ILD)の診断の流れ――膠原病ILDの注目すべき所見・症状と自己抗体とは?

膠原病に伴う間質性肺疾患 診断・治療指針2025 日本呼吸器学会・日本リウマチ学会合同 膠原病に伴う間質性肺疾患 診断・治療指針2025 作成委員会引用文献今回は、間質性肺疾患(ILD)に遭遇した際の診断アプローチについて、特に膠原病に焦点を当てて解説します。以下、まずは、過去の記事の復習になります。※詳細は、過去の記事「間質性肺疾患(ILD)の診断の流れ」参照まず最初に確認すべきこと!🔴 患者さ...
0
スポンサーリンク
間質性肺疾患

🫁 呼吸器内科TIPS|体重管理の重要性? 間質性肺疾患における“見落としがちな”ポイント――患者さん・若手医師むけ

肺の病気と聞くと「呼吸のことだけを考えればいい」と思いがちですが、実は体重の管理こそが、間質性肺疾患(ILD)の進行や生活の質を大きく左右するカギになるのです。はじめに:肺だけを診ていて大丈夫?ILDというと、どうしても肺の線維化や酸素療法、薬物治療の話に焦点が当たりがちです。特に特発性肺線維症(IPF)や非特異的間質性肺炎(NSIP)、膠原病関連ILDなど、病態も治療法も多様で、医師も患者さんも...
0
いろいろ解説

過敏性肺炎⑩~治療方針に迷ったら読んで!過敏性肺炎の薬物療法“使い分け”解説」

過敏性肺炎(HP)は、他の間質性肺疾患(ILD)とは異なる治療戦略が求められる疾患です。2022年に公表された「過敏性肺炎診療指針」においても、治療の中心は「抗原回避」であることが明記されています。薬物療法はあくまで補助的な手段であり、まず原因抗原を環境から除去することが、予後を大きく左右する最も重要なポイントです。すなわち、「抗原回避なくして治療なし」──これが過敏性肺炎における基本原則です。し...
0
間質性肺疾患

過敏性肺炎⑨~「抗原回避なくして治療なし」──過敏性肺炎の本質に迫る

過敏性肺炎(HP)は、他の間質性肺疾患(ILD)と比べて、やや異なる治療戦略が求められる疾患です。2022年に公表された「過敏性肺炎診療指針」においても、治療の中心となるのは「抗原回避」であり、薬物治療はあくまでそれを補完する役割であることが強調されています。すなわち、「まず抗原を断つこと」──これこそが、過敏性肺炎の治療と予後に直結する最重要事項です。今回はこの「抗原回避」に焦点を当て、解説して...
0
間質性肺疾患

IPFにおける6MWTの新たな指標:ODDSスコアとは何か?

この論文では、6MWTの距離だけに頼らず、酸素使用量やSpO₂、呼吸困難感を加味することで、IPF患者のリスクをより正確に層別化できるスコアを提案しています。Steven D. Nathan, et al. Development and validation of a predictive 6-minute walk score in patients with Idiopathic Pulmo...
0
間質性肺疾患

日本と世界のギャップを読む:間質性肺疾患の急性増悪に対する肺移植の今

海外では、間質性肺疾患(ILD)や間質性肺炎の急性増悪(AE)に対して、緊急の肺移植が実施されるケースがあるそうです。一方で、日本では現時点ではこのような対応は難しく、制度やドナー数、医療体制など複数の課題が横たわっています。それでも、将来的にAEに対する肺移植をどう位置づけていくべきかは、今後ぜひ議論を深めたい重要なテーマです。Lei Yang, et al. Prognosis of Lung...
0
間質性肺疾患

過敏性肺炎⑧~過敏性肺炎の診断アルゴリズム徹底解説―これで迷わないぞ

過敏性肺炎(HP)は、反復する抗原吸入によって誘発される免疫性びまん性肺疾患であり、2020年ガイドラインでは、非線維性(nonfibrotic HP)と線維性(fHP)に分類されました。今回は、これまで解説したHPの臨床・画像・病理所見に基づいて、どのようにHPと診断していくかについて、わかりやすく解説します。引用文献はじめに:過敏性肺炎とは?過敏性肺炎(HP:Hypersensitivity ...
0
深掘り

🫁 呼吸器内科TIPS|「間質性肺炎ですか?」と聞かれたときに伝えたいこと――患者さん・若手医師むけ

最近、「間質性肺炎(IP)と言われたのですが、命にかかわりますか?」と心配される方が増えています。確かに、インターネットやニュースなどで「肺が固くなる」「呼吸が苦しくなる」「治らない」などのイメージが広がっていることもあり、不安になるのは当然です。でも実は、この「間質性肺炎(IP)」という言葉、医療現場ではやや限定的な意味で使われているもので、正確には「間質性肺疾患(ILD)」というもっと広い概念...
0
間質性肺疾患

臨床現場で使える!AE-IPF死亡予測スコア AIM-30

特発性肺線維症の急性増悪の患者さんの30日死亡予測モデルです。日常診療の簡便な指標を用いたスコアリングシステムですね。Joong-Yub Kim et al. Development and Validation of a Clinical Scoring System Predicting 30‐Day Mortality in Acute Exacerbation of Idiopathic ...
0
深掘り

過敏性肺炎⑦~線維性過敏性肺炎の病理像をやさしく解説します

過敏性肺炎(HP)は、反復する抗原吸入によって誘発される免疫性びまん性肺疾患であり、2020年ガイドラインでは、非線維性(nonfibrotic HP)と線維性(fHP)に分類されました。病理組織を観察すると、こんな特徴があります:末梢気道や肺胞まわりにリンパ球などの炎症細胞が浸潤小さな肉芽腫が点々と見える時間が経つと線維化(肺の組織が硬くなる)が加わる(線維性HP)このように、HPの病理は「炎症...
0
深掘り

【やさしく学ぶ病理】過敏性肺炎⑥~非線維性(細胞性)過敏性肺炎の病理像!

過敏性肺炎(HP)は、反復する抗原吸入によって誘発される免疫性びまん性肺疾患であり、2020年ガイドラインでは、非線維性(nonfibrotic HP)と線維性(fHP)に分類されました。病理組織を観察すると、こんな特徴があります:末梢気道や肺胞まわりにリンパ球などの炎症細胞が浸潤小さな肉芽腫が点々と見える時間が経つと線維化(肺の組織が硬くなる)が加わる(線維性HPへ進展)このように、HPの病理は...
0
スポンサーリンク