いろいろ解説

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論文の書き方

臨床研究のアイデアの出し方のコツ ~日常診療から研究アイデアを生むための5ステップ~<後編>

研究ネタに困っている方向けです。🧠日常診療の「なんで?」から始める!この記事は、「臨床研究のアイデアの出し方のコツ ~日常診療から研究アイデアを生むための5ステップ~<前編>」の続きです。まだ読んでいない方は、まず前編からお読みください。臨床研究のアイデアの出し方のコツ ~日常診療から研究アイデアを生むための5ステップ~<前編>🧭Step 4:研究テーマは「疾患 × 介入・比較 × アウトカム」で...
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いろいろ解説

🩺後ろ向き研究アイデアの広げ方 ~PICOを工夫して“新しいテーマ”を見つける~

今回は、後ろ向き研究に使えるPICOアイデアを紹介したいと思います!日々の診療データや電子カルテを活かして、「ありそうでなかった」テーマを掘り起こすコツを、できるだけわかりやすく整理しました。研修医、専攻医、学生さんにもおすすめの内容です!🔵まずは基本パターンを押さえよう【後ろ向きPICOアイデア集】後ろ向き研究に向いているテーマは、「カルテ・検査データ・画像情報」でアウトカムが拾えるもの。以下は...
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論文の書き方

【疾患別PICO具体例集】

こちらは、すごくシンプルな例ですが、まずはこういった形を参考にしてみてください。そこから少しずつ発展させて、ご自身のアイデアに育てていきましょう。「P」「I」「C」「O」→ここを自分のアイデアに変更する。P:Patient(患者集団)例 大分類具体例( =サブグループ設定のヒント )間質性肺疾患特発性肺線維症(IPF)/その他の特発性間質性肺炎(IIPs)/進行性線維化 ILD (PF-ILD)/...
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論文の書き方

臨床研究のアイデアの出し方のコツ ~日常診療から研究アイデアを生むための5ステップ~<前編>

研究ネタに困っている方向けです。🧠日常診療の「なんで?」から始める!臨床研究アイデアの見つけ方・育て方こんにちは。今回は、私が後輩からよく相談されるテーマ――「臨床研究のアイデアの出し方」について、実践的なコツをお話ししたいと思います。ぶっちゃけて言うと、学会発表ネタ・論文ネタの探し方、つまり「日常診療の気づきをどう研究アイデアに変えていくか?」という話です。「研究って、特別な人がやるものでしょ?...
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いろいろ解説

【必読】ANCA関連血管炎をひとまとめにしちゃいけないの!? 〜EGPA・GPA・MPAの違いと共通点〜<リライト>

学会や論文なんかでよく「ANCA関連血管炎(AAV)」ってひとまとめにされてるのを見かけますよね。でも実は、このグループに入っているEGPA、GPA、MPAって、それぞれ全然違う病気です。臨床の現場でもこのあたり混同されがちなんですが、症状の出方も違えば、治療や予後にも結構な差があります。確かにカテゴリ的には「ANCA関連」っていうくくりになるんですが、それだけで全部一緒にしてしまうのはちょっと危...
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肺癌や悪性腫瘍

【雑記】「この薬、使っても大丈夫ですか?」と呼吸器内科に聞かれても困る話 

多くの場合は、何らかのがん、つまり悪性腫瘍の治療前の相談です。免疫チェックポイント阻害剤(ICI)や細胞障害性抗がん剤、分子標的薬、ADC製剤が多いですが、今回は呼吸器内科になじみのない薬剤に関してです。最近、他科から増えているご相談のひとつがこちら:「胸部CTで間質性肺疾患の疑いを指摘されました。これからXY製剤(呼吸器内科ではまず使わないような、最近使用可能になった分子標的薬やADC製剤※)を...
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肺癌や悪性腫瘍

【雑記】呼吸器内科から始まる腫瘍内科への道 

―がん診療の“リアル”と最前線が、ここにある ―呼吸器内科の魅力――それは、サブスペシャリティに焦点を当てて研鑽を積むことで、他の追随を許さない“オンリーワン”の存在になれるという点にあります。実は、呼吸器内科の土台をしっかり築くことによって、ただ呼吸器全般の診療力を高めるだけにとどまらず、将来的に以下のような多彩な専門領域へとステップアップしていく道が開かれています。集中治療のスペシャリスト救急...
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肺癌や悪性腫瘍

【必読】サイトカイン放出症候群(CRS)を徹底解説!

引用文献今回は、最近とても重要性が増しているサイトカイン放出症候群(CRS)について、呼吸器以外の医師や、研修医・専攻医、看護師さんの皆さんにもわかりやすく、しっかりまとめてみました!免疫チェックポイント阻害薬(Immune Checkpoint Inhibitor:ICI)や、タルラタマブなどの二重特異性T細胞誘導抗体(Bispecific T-cell Engager:BiTE)、キメラ抗原受...
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肺癌や悪性腫瘍

【必読】免疫チェックポイント阻害薬関連肺臓炎(ICI pneumonitis)を徹底解説!

引用文献〜診断、リスク、治療の全体像をわかりやすくまとめました〜今回は、最近とても重要性が増しているICI pneumonitis(免疫チェックポイント阻害薬関連肺臓炎)について、呼吸器以外の医師や、研修医・専攻医、看護師さんの皆さんにもわかりやすく、しっかりまとめてみました!「免疫チェックポイント阻害薬(ICIs)」が使われる機会はどんどん増えていますが、それに伴って注意すべき有害事象も増えてい...
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いろいろ解説

<若手向け>日常診療――5つの「か」で始まる情報収集の極意

こんにちは、呼吸器探偵のLung-Drです。今回は、新研修医、新人看護師さん、臨床実習の学生さん向けのおはなしです。突然ですが、皆さんは日常診療で、何に一番時間を使っていると思いますか?診察?検査?治療?看護?もちろんどれも大事ですが、絶対必要になるのが「情報収集」です。情報収集を甘く見てはいけません!これはまるで、刑事や探偵が事件の真相に迫るために行う“証拠集め”や“聞き込み”に似ています。限ら...
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肺癌や悪性腫瘍

添付文書の「間質性肺疾患」って…もう少し分かりやすくならないのでしょうか?

最近、抗がん剤や分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の添付文書や適正使用ガイドを読んでいて、改めて気になることがあります。それは、有害事象の欄に記載されている「間質性肺疾患(ILD)」という表現です。この表現、呼吸器科以外の診療科にとっては、けっこう誤解を招きやすいのではないでしょうか?「既存の持病としてのILDなのか?それとも薬剤による新しい副作用なのか?」一見しただけでは判断がつき...
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肺癌や悪性腫瘍

免疫チェックポイント阻害薬(ICI)と irAE ざっくりまとめ

引用文献医療者全般や最近ICIを使い始めた方向けのおはなしです。ICI が標準治療に組み込まれた今、irAE(immune‑related adverse events) は避けて通れないテーマですね。本稿では最新 UpToDate(2025 年 2 月改訂)をもとに、「まずこれだけは押さえる」 という視点で整理しました。ぜひ日常診療のお供にどうぞ。​​ICI の基礎と「irAE」という概念標的分...
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間質性肺疾患

IPFの血管病変って意味があるのか?

今回は、特発性肺線維症(IPF)に関する論説がAm J Respir Crit Care Medに掲載されたので、ご紹介します。最近では、間質性肺疾患(ILD)に関連する肺高血圧症(PH)に関する論文が増えてきている印象があり、今後しばらくはILD-PHをテーマにした研究や話題がさらに増えていくかもしれませんね。A Twist in the Fibrotic Tale: The Overlooke...
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