いろいろ解説

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いろいろ解説

【研修医・医療職一般・患者さん向け】パルスオキシメーターでSpO₂が低く出る原因

今日は、臨床でよく使う パルスオキシメーター(SpO₂測定) についてお話しします。患者さんに 重症感がないのにSpO₂が低く表示される ことがあり、「あれ?低酸素かも!?」と焦ることがありますよね。しかし、実は 測定誤差 が原因のことも少なくありません。今回の内容は、特に 看護師さんや研修医の皆さんにおすすめ ですが、これから医療職を目指す学生さんや 患者さん自身にとっても重要な情報 です。ぜひ...
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間質性肺疾患

間質性肺疾患(ILD)の診断の流れ

Idiopathic Pulmonary Fibrosis (an Update) and Progressive Pulmonary Fibrosis in Adults: An Official ATS/ERS/JRS/ALAT Clinical Practice Guideline. Am J Respir Crit Care Med. 2022 May 1;205(9):e18-e47.引...
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論文の書き方

論文のIntroductionはどのように書いたらよい?

「論文のテーマは決まって結果もでた。でもIntroductionをどう書き始めればいいかわからない…」そんな方へ。論文のIntroductionは、単なる背景説明ではなく、論文全体の「伏線」 となる重要なパートです。ここで読者を惹きつけ、スムーズに論文の流れへと導くことが求められます。では、どのように書けばよいのでしょうか?ポイントは イントロ内で起承転結 を意識することです。起:背景(対象疾患な...
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間質性肺疾患

胸部HRCTパターンと病理学的なUIPとの関連性

Idiopathic Pulmonary Fibrosis (an Update) and Progressive Pulmonary Fibrosis in Adults: An Official ATS/ERS/JRS/ALAT Clinical Practice Guideline. Am J Respir Crit Care Med. 2022 May 1;205(9):e18-e47.引...
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いろいろ解説

重篤な疾患での入院患者さんにおける退院支援における多職種連携の重要性

はじめに重篤な病気で入院すると、体力の低下、金銭的負担、家庭環境の変化 など、多くの課題が生じます。そのため、病状が改善したからといって必ずしも自宅退院が容易にできるわけではありません。特に呼吸器疾患の患者では、以下のような病態が問題となり、退院後の生活に大きな影響を与えます。呼吸器疾患治療後の主な課題課題詳細呼吸機能の低下重症肺炎、間質性肺炎、COPD などによる呼吸機能の低下。在宅酸素療法やN...
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間質性肺疾患

ベーリンガー・インゲルハイム社のネランドミラストが、IPFに引き続き、PF-ILDでも第三相試験でFVC低下を抑制したそうです。

ベーリンガーインゲルハイムのネランドミラスト、進行性肺線維症(PPF)/進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)を対象とする第3相FIBRONEER™-ILD試験において主要評価項目を達成和訳リリース, 2025年02月17日引用文献1引用文献2引用文献3ネランドミラスト、第3相FIBRONEER™試験で主要評価項目を達成!2025年2月17日、ベーリンガーインゲルハイムは、開発中の新薬ネラ...
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間質性肺疾患

若年者の進行性呼吸器疾患に対する肺移植の意義と早期検討の重要性

引用文献一般的に、呼吸器疾患は高齢者に多いと認識されていますが、間質性肺疾患、肺高血圧症、肺サルコイドーシス、肺リンパ脈管筋腫症などの疾患は20~60歳の若年者にも少なくありません。 これらの疾患が進行すると、薬物治療のみでは十分な病状の改善が得られず、肺移植が必要となることがあります。 移植を受けられない場合、極めて予後不良となる可能性が高いことも認識すべきです。日本における肺移植の適応年齢は、...
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統計

Immortal time bias ってなあに?

臨床研究のデザインにおいて、Immortal time biasは非常に重要な概念です。Immortal time biasは、「不滅の時間」や「不死の時間」バイアスとも呼ばれます。このバイアスがあると、薬の効果が実際よりも良く見えてしまうことがあるんです。この記事では、なるべくわかりやすく説明していきます!ここ数年では、特発性肺線維症(IPF)における抗線維化薬(ピルフェニドンとニンテダニブ)と...
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統計

Fine-Gray比例ハザード解析(Fine-Gray subdistribution hazard model)ってなあに?

Fine-Grayモデルは、競合リスクを考慮した統計モデルです。Cox比例ハザードモデルと同じく、生存時間分析に用いられますが、競合イベント(例:異なる原因の死亡、治療中止など)が存在する状況で、特定のイベントの発生確率を直接的に評価できる点が特徴です。Fine-GrayモデルとCoxモデルとの違いCoxモデルとFine-Grayモデルは、基本的な考え方や使用するデータ形式が似ています。したがって...
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統計

Cox比例ハザード解析(Cox Proportional Hazards Model)ってなあに?

Cox比例ハザード解析は、ある出来事(イベント)が発生するまでの時間を、さまざまな要因がどのように影響しているかを調べる統計解析の方法です。呼吸器内科では、例えば患者の死亡や症状悪化といったイベントが研究対象になります。Cox比例ハザード解析の概要何を解析するか?Cox比例ハザードモデルは、どの要因(例:年齢、性別、喫煙歴)が、興味あるイベント(例:死亡、発作)の発生リスクにどのように影響を与える...
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統計

競合イベント(Competing Events)ってなあに?

競合イベント(Competing Events)は、研究で関心のあるイベントが発生する前に、他のイベント(競合イベント)が発生することで、興味あるイベントが発生不可能になる状況を指します。例えば、慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の急性増悪に関心がある場合、患者が急性増悪を経験する前に死亡した場合、その患者では急性増悪の発生を評価できなくなります。これが競合イベントの典型的な例です。なぜ競合イベント...
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統計

一般化可能性(Generalizability)と過適合(overfitting)ってなあに?

臨床研究などである疾患におけるリスク因子を同定するとき(例えば、IPFにおける死亡リスク因子)やバイオマーカーやAI、診断モデルの開発では、「開発(探索)コホート」と「検証コホート」を分けて解析を行うことが一般的です。まず、開発コホートでリスク因子の同定やモデル構築を行い、検証コホートでそれが機能するかどうかを確かめます。その目的は、モデルや結果の一般化可能性を確保し、過適合を防ぐことにあります。...
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統計

開発コホートと検証コホートってなあに?

臨床研究などである疾患におけるリスク因子を同定するとき(例えば、IPFにおける死亡リスク因子)やバイオマーカーやAI、診断モデルの開発では、「開発(探索)コホート」と「検証コホート」を分けて解析を行うことが一般的です。まず、開発コホートでリスク因子の同定やモデル構築を行い、検証コホートでそれが機能するかどうかを確かめます。その目的は、モデルや結果の一般化可能性を確保し、過適合を防ぐことにあります。...
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