肺癌や悪性腫瘍

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肺癌や悪性腫瘍

肺がんにおける間質性肺異常(ILAs)の有病率と予後的意義のメタアナリシス

最近、CT検診で偶然見つかる“間質性肺異常(ILAs)”が注目されていますよね。「ILAsがあるからといって、どうすればいいの?」「ILAsって肺がんと何か関係あるの?」そんな疑問に、今回の論文が明確に答えてくれます!Prevalence and prognostic significance of interstitial lung abnormalities in lung cancer: A...
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【雑記】呼吸器内科から始まる腫瘍内科への道 

―がん診療の“リアル”と最前線が、ここにある ―呼吸器内科の魅力――それは、サブスペシャリティに焦点を当てて研鑽を積むことで、他の追随を許さない“オンリーワン”の存在になれるという点にあります。実は、呼吸器内科の土台をしっかり築くことによって、ただ呼吸器全般の診療力を高めるだけにとどまらず、将来的に以下のような多彩な専門領域へとステップアップしていく道が開かれています。集中治療のスペシャリスト救急...
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【必読】サイトカイン放出症候群(CRS)を徹底解説!

引用文献今回は、最近とても重要性が増しているサイトカイン放出症候群(CRS)について、呼吸器以外の医師や、研修医・専攻医、看護師さんの皆さんにもわかりやすく、しっかりまとめてみました!免疫チェックポイント阻害薬(Immune Checkpoint Inhibitor:ICI)や、タルラタマブなどの二重特異性T細胞誘導抗体(Bispecific T-cell Engager:BiTE)、キメラ抗原受...
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小細胞肺がんに対するタルラタマブ(イムデトラ)

「イムデトラⓇ点滴静注用1mg・10mg(一般名:タルラタマブ)」が、2024年12月27日に承認され、2025年4月16日に本邦で発売開始となりました。今後、小細胞肺癌治療に大きな影響を与える可能性があり、特にサイトカイン放出症候群(CRS)の発生頻度が高いことから、CRSへの注目もますます高まると考えられます。そこで、今回はこのトピックを振り返ってみました。引用文献はじめに〜小細胞肺癌(SCL...
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免疫チェックポイント阻害薬治療後の晩発性の有害事象とは?

今回は、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)治療後に「かなり時間が経ってから」発症する免疫関連有害事象(irAEs)について、注目すべき論文を解説します。Durbin SM, et al. "Late-Onset Immune-Related Adverse Events After Immune Checkpoint Inhibitor Therapy." JAMA Network Open. ...
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論文紹介

免疫チェックポイント阻害薬後の「CRS」とは?~スウェーデン大規模コホート研究からわかったこと~

最近、タルラタマブ(商品名イムデトラ®)が小細胞肺癌に承認されましたね。この薬剤ではサイトカイン放出症候群(CRS)の発症率が約50%とかなり高く、これからCRSへの注目はますます高まりそうです。まずはその流れを踏まえて、今回は免疫チェックポイント阻害薬(ICI)治療後におけるCRSについての論文を読んでみました。Cytokine release syndrome after treatment ...
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【必読】免疫チェックポイント阻害薬関連肺臓炎(ICI pneumonitis)を徹底解説!

引用文献〜診断、リスク、治療の全体像をわかりやすくまとめました〜今回は、最近とても重要性が増しているICI pneumonitis(免疫チェックポイント阻害薬関連肺臓炎)について、呼吸器以外の医師や、研修医・専攻医、看護師さんの皆さんにもわかりやすく、しっかりまとめてみました!「免疫チェックポイント阻害薬(ICIs)」が使われる機会はどんどん増えていますが、それに伴って注意すべき有害事象も増えてい...
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検診のCTスクリーニング、肺癌のハイリスクになり得る人を見逃すな! “near-miss”リスクとは?

Future risk projection to engage ‘near-miss’ individuals in lung cancer screening eligibility: an analysis of ILST data. Chellan Kumarasamy et al. Thorax 2025.引用文献〜なぜこの研究が必要だったか?〜肺癌は依然として、死亡率の高いがんのひとつ...
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進展型小細胞肺癌で2年以上生存できる人の特徴とは?

Clinical characteristics and management of long survivors in extensive stage small cell lung cancer. Elisa Gobbini, Mamadou Hassimiou Diallo, David Pasquier, et al. Lung Cancer 2025.引用文献はじめに進展型小細胞肺癌(E...
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【ICI中止後の“その後”は?】免疫関連有害事象(irAE)で治療をやめた患者の生存期間を追った研究

Factors Associated with Disease Progression after Discontinuation of Immune Checkpoint Inhibitors for Immune-Related Toxicity in Patients with Advanced Non–Small Cell Lung Cancer. Federica Pecci, Rohi...
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添付文書の「間質性肺疾患」って…もう少し分かりやすくならないのでしょうか?

最近、抗がん剤や分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の添付文書や適正使用ガイドを読んでいて、改めて気になることがあります。それは、有害事象の欄に記載されている「間質性肺疾患(ILD)」という表現です。この表現、呼吸器科以外の診療科にとっては、けっこう誤解を招きやすいのではないでしょうか?「既存の持病としてのILDなのか?それとも薬剤による新しい副作用なのか?」一見しただけでは判断がつき...
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免疫チェックポイント阻害薬(ICI)と irAE ざっくりまとめ

引用文献医療者全般や最近ICIを使い始めた方向けのおはなしです。ICI が標準治療に組み込まれた今、irAE(immune‑related adverse events) は避けて通れないテーマですね。本稿では最新 UpToDate(2025 年 2 月改訂)をもとに、「まずこれだけは押さえる」 という視点で整理しました。ぜひ日常診療のお供にどうぞ。​​ICI の基礎と「irAE」という概念標的分...
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VEGF阻害薬併用によって、EGFR-TKIやICIによる薬剤性肺障害の発症は減るのか?

The incidence of drug-induced interstitial lung disease caused by epidermal growth factor receptor tyrosine kinase inhibitors or immune checkpoint inhibitors in patients with non-small cell lung cance...
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