大学病院の救急外来。
療養型病院から、敗血症で急変した患者さんの転院搬送が到着。
見た目70代後半の年配医師が搬送に付き添い、若手救急医に申し送る――

若手救急医A「え?もう? なんで昇圧剤こんな早く入れてるんスか?」
年配医師「すみません。血圧が80台まで落ちたので……」
若手救急医A「ふーん……で、血液ガスは? 乳酸どれくらい?」
年配医師「すみません、療養病院なのでそれはちょっと……」
若手医師A「もう抗生剤入ってるのか……ちっ。血液培養くらいとってよね」
年配医師「……あの、とってます」
若手医師A「え?」
その瞬間——背後のドアが開き、指導医が現れた。
指導医「おつかれ。……あれ? あの先生、どこかで……いや、まさか?」
年配医師は、申し訳なさそうな笑みを浮かべながら封筒を差し出す。

年配医師「ご迷惑をおかけしてすみません。ここに患者サマリと紹介状があるので見て下さい」
指導医「“前の前”の学長!!?」
救急医A「水戸黄門かよ」

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