インフルエンザ

感染症

非重症インフルエンザ治療のための抗ウイルス薬:システマティックレビューおよびネットワークメタアナリシス(Ya Gao, et al. JAMA Intern Med. 2025)

Antiviral Medications for Treatment of Nonsevere Influenza: A Systematic Review and Network Meta-Analysis. Gao Y, et al.JAMA Intern Med. 2025.PMID:39804622引用文献インフルエンザの治療薬っていろいろありますが、日本では患者さんの状態や使いやすさによって薬の選択が分かれることが多いです。例えば、吸入が難しい小さいお子さんやお年寄りには経口薬のタミフル(オセルタミビル)やゾフルーザ(バロキサビル)が使われると思います。一方で、吸入が可能ならイナビル(ラニナミビル)を選ぶことも多いです。重症例や重症化リスクが高い場合には点滴で投与できるラピアクタ(ペラミビル)が頼りになります。ゾフルーザは「ドラクエの呪文っぽい」って発売当初に話題になりましたね!!ちなみにインフルエンザとステロイドに関する内容は別記事でまとめていますのでどうぞ!!<こちら>これまでの知見をざっくりと。1. Peramivir(ラピアクタ)特性: 点滴静注で投与される1回投与...
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感染症

インフルエンザウイルス性肺炎に対するステロイド

重症疾患関連副腎不全(CIRCI)の診断と管理に関するガイドライン(パートII):重症患者におけるSCCMおよびESICM 2017Pastores SM, et al.Guidelines for the Diagnosis and Management of Critical Illness-Related Corticosteroid Insufficiency (CIRCI) in Critically Ill Patients (Part II): Society of Critical Care Medicine (SCCM) and European Society of Intensive Care Medicine (ESICM) 2017. Crit Care Med. 2018.引用文献インフルエンザの入院患者にステロイドを投与すべきか?推奨: インフルエンザに対してステロイドを使用しないことを推奨する(条件付きの推奨、非常に低いエビデンスの質)。根拠: インフルエンザは世界中で毎年数百万人に影響を与え、多くの死者を出しており、その主な原因は制御されない炎症にある...
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