ILD

スポンサーリンク
間質性肺疾患

肺線維症の予後評価に対する新しいアプローチ:UIPパターンをカテゴリーではなく“可能性(%)”の連続量で評価する?

Likelihood of Usual Interstitial Pneumonia: A Novel Approach to Prognosis for Pulmonary Fibrosis. John A. Mackintosh, et al. Respirology, 2026.以下上記の論文から引用します。引用文献はじめに肺線維症(特にIPF)では、HRCTで「UIPっぽいかどうか」が予後...
0
間質性肺疾患

ILDとCOPD、ICI治療でリスク高いのはどっち?― Checkpoint Inhibitor Pneumonitisを大規模データで考える

「ILDがあるとICIは危ない」「COPDはどうなんだろう?」この疑問、呼吸器診療に関わる若手医師なら一度は感じたことがあるのではないでしょうか。感覚的にはリスクが高そうでも、実際にどれくらい差があるのかは意外と知られていません。本記事では、Checkpoint Inhibitor Pneumonitis(CIP)に焦点を当て、ILD・COPD・肺疾患なしの3群を比較した大規模研究を整理します。M...
0
間質性肺疾患

6MWTの酸素低下は何を語るのか?―F-ILDにおける進行性肺線維症予測の新たな視点―

線維化性間質性肺疾患(F-ILD)の診療では、「この患者さんは将来進行するのか」を早期に見極めることが重要ですね。今回ご紹介するのは、公立陶生病院と愛知医科大学から報告された研究で、日常診療でも広く行われている6分間歩行試験(6MWT)中の酸素飽和度低下に着目し、進行性肺線維症(PPF)との関連を大規模コホートで検討したものです。6MWTの結果を、私たちはどこまで臨床判断に活かせるのか──そのヒン...
0
間質性肺疾患

【新常識?】早期ILDのCT読影において、上葉胸膜直下不整影は,将来のIPFへの進展,病理学的UIP、呼吸機能悪化、死亡リスク増加の重要な予測因子。

この論文は、「早期のILDの時点で、どのCT所見を見ておくと将来IPFになりやすいか、予後が悪くなりやすいか」を調べた研究ですね。Upper-lobe subpleural irregularity predicts progression and mortality in idiopathic pulmonary fibrosis.Oda T, et al. Respir Med. 2025.以...
0
間質性肺疾患

🫁間質性肺疾患とサルコイドーシスにおけるCOVID-19、ワクチンはどこまで守ってくれる?

間質性肺疾患(ILD)の患者さんは、COVID-19で重症化しやすいか?そしてワクチンはそれを予防できるのか?最新の全国レジストリ研究の結果です。IImpact of interstitial lung disease on COVID-19 severity: A nationwide register study.Ekbom E, et al. Respir Med. 2025.This is...
0
間質性肺疾患

中皮腫の見落とされたリスク因子?──アスベストに加わる“結晶質シリカ”の影

Coexposure to asbestos, mineral wool, crystalline silica and refractory ceramic fibres and risk of lung cancer and mesothelioma.Delva F, et al. Thorax. 2025.中皮腫といえば、原因として真っ先に挙げられるのがアスベスト(石綿)です。しかし、最近発...
0
間質性肺疾患

感染症が減ってもAE-IPFは減らない?

山口大学からの報告ですね。COVID-19パンデミック下で他の感染症の流行が消えた冬の時でもAE-IPFは減らず、むしろ季節性もそのまま残っていたという報告です。感染だけでは説明できない新しい視点が必要ですね。Impact of the COVID-19 pandemic on acute exacerbation of idiopathic pulmonary fibrosis: a natio...
0
間質性肺疾患

間質性肺疾患を合併した非小細胞肺がんに、免疫チェックポイント阻害剤は使えるのか?—全国8,000例のリアルワールドデータが示した意外な生存利益

「ILDだからICIは避けた方がいい」——そんな臨床での“空気”を揺るがすデータが報告されました。全国8,000例の解析で、ICIは化学療法の“ほぼ2倍”の生存期間を示し、DIILD発症の有無でも生存に差がなかったのです。この研究のインパクトと臨床的示唆を、読みやすく整理しました。Survival benefit of immune checkpoint inhibitors for non-sm...
0
間質性肺疾患

全身性エリテマトーデスにおける間質性肺疾患、どのくらい重要?

全身性エリテマトーデス(SLE)は、多臓器に炎症を引き起こす代表的な膠原病ですが、呼吸器合併症、とくに間質性肺疾患(Interstitial Lung Disease: ILD)の存在については、他の膠原病ほど注目されていないかもしれません。というのも、先行研究やメタ解析では、SLEにおけるILDの有病率は約6%前後とされており、これは強皮症(約47%)や関節リウマチ(約11%)よりも明らかに低頻...
0
その他

性について、患者さんに聞いていますか? ―肺線維症と性機能障害の関係を探る―

衝撃的なタイトルですみません。性について話すこと。それは、私たち呼吸器内科医にとっても、患者さんにとっても、決して簡単なことではありません。特に若年の肺線維症患者さんでは、パートナーとの関係性や将来の不安など、性に関する悩みが複雑に絡み合う傾向があります。このようなニーズにどう応えるか。The Impact of Pulmonary Fibrosis on Sex and Sexual Funct...
0
間質性肺疾患

自己免疫性肺胞蛋白症の治療に新時代到来?吸入GM-CSF製剤モルグラモスチムの第3相試験を読む

自己免疫性肺胞蛋白症(aPAP)は、抗GM-CSF抗体によりGM-CSFの働きが抑制され、肺内でのGM-CSF不足によって発症する稀な疾患です。そのため、GM-CSFを吸入薬として外から補う治療が有効ではないかと考えられてきました。近年では、サルグラモスチム製剤「サルグマリン®」が2024年に本邦で保険適応となり、実臨床でも使用が開始されています。本稿では、もう一つのGM-CSF製剤であるモルグラ...
0
間質性肺疾患

【新国際分類2025】その16 肺胞蛋白症(PAP)―「crazy paving」パターンを見たらこの疾患を思い出せ!

Ryerson CJ et al. Update of the International Multidisciplinary Classification of the Interstitial Pneumonias: An ERS/ATS Statement. European Respiratory Journal 2025.胸部CTで“敷石状(crazy paving)”を見かけたとき、ま...
0
間質性肺疾患

慢性好酸球性肺炎における世界初の前向きRCTの意義

呼吸器内科で遭遇する慢性好酸球性肺炎(CEP)は、ステロイドに対する反応性が非常に高い一方で、再発率も高く、治療期間に明確なコンセンサスがありませんでした。この論文は、2015年に発表されたものでありながら、今なお臨床判断のベースとなる国際的に重要なエビデンスです。Efficacy of short-term prednisolone treatment in patients with chro...
0
スポンサーリンク