漫画『幽麗塔』は、あの名作『医龍』で知られる乃木坂太郎先生が描く、まさに【昭和ロマン×近未来科学×LGBT×サスペンス】という異色の融合。なのに、なぜか読みやすくて、ページをめくる手が止まらない。どんどん引き込まれていく。これが本当にすごい。

昭和29年の神戸。レトロで美しい街並みにひっそりとたたずむ“幽霊塔”と呼ばれる時計塔をめぐる、宝探しの物語。
…と聞けば、古き良きミステリーを思い浮かべるかもしれません。でも、それだけじゃないんです。
◆キャラが濃い、でもリアル
主人公の天野太一はごく普通の青年。
でも、彼が出会うのはなんと“男装の美女”沢村鉄雄(実は女性)。この時点でもう、ただのミステリーじゃないと分かりますよね?
そこから始まる財宝探し、殺人鬼との対峙、人体移植などの近未来的サイエンス、そして人間の欲望と執着、愛と裏切り…。
LGBTというテーマも自然に組み込まれていて、それが物語に厚みを加えています。
◆読みやすさ×重厚なストーリー
昭和の香りをまといながらも、テンポは現代的。
展開はとにかくスリリングなのに、会話も構成も洗練されていて、スイスイ読めるんです。
気がつけば全巻読み終わっていた、という読者も多いはず。
そして、最後の最後。思わず「そうだったのか!!」と声が漏れるような衝撃の真実が待っています。
ただ驚くだけじゃなく、「納得」もあるラスト。これこそ、名作の証です。
◆画風も秀逸! 男女問わずハマるビジュアル
乃木坂太郎先生の画は、硬派でいて美しく、どこかクラシカル。
女性にも男性にも刺さる端正な絵柄で、雰囲気たっぷり。それだけでも読む価値ありです。
✨まとめ:絶対、読んでほしい。
『幽麗塔』は、単なるサスペンスでも、恋愛ものでも、ホラーでもない。
それらすべてが美しく絡み合った「唯一無二の物語」です。
LGBT、科学、殺人鬼、ロマンス、驚きのラスト——
どれか一つでも気になった方は、ぜひ一度ページを開いてみてください。
これは、絶対に読んだ方がいいです。
読めばきっと、「ああ、あの作品は特別だった」と思えるはずです。

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