―がん診療の“リアル”と最前線が、ここにある ―
呼吸器内科の魅力――それは、サブスペシャリティに焦点を当てて研鑽を積むことで、他の追随を許さない“オンリーワン”の存在になれるという点にあります。
実は、呼吸器内科の土台をしっかり築くことによって、ただ呼吸器全般の診療力を高めるだけにとどまらず、将来的に以下のような多彩な専門領域へとステップアップしていく道が開かれています。
- 集中治療のスペシャリスト
- 救急医療のスペシャリスト
- 感染症のスペシャリスト
- 胸部画像診断のスペシャリスト
- アレルギー疾患のスペシャリスト
- 自己免疫疾患のスペシャリスト
- そして――腫瘍内科のスペシャリスト
今回は、その中でも特に“スペシャル”なサブスペシャリティ、「腫瘍内科」にスポットを当てて、呼吸器内科だからこそできるがん診療の魅力をお伝えします。
肺がん治療は、がん診療の総合格闘技
呼吸器内科は、進行肺がんに立ち向かう最前線の診療科です。
放射線化学療法、細胞障害性抗がん剤、EGFR・ALK・ROS1などの分子標的薬、そして免疫チェックポイント阻害薬（PD-1／PD-L1／CTLA-4）――これらを状況に応じて的確に組み合わせていく高い戦略性が求められます。
さらに、二重特異性T細胞誘導分子（BiTE製剤）といった次世代の免疫療法も続々と登場しており、まさに最先端のがん治療を日常的に経験できるフィールドです。
免疫療法のパイオニア、それが呼吸器内科
肺がんは、がん免疫療法が最初に臨床応用された領域。
この領域で得られる経験は、今後どの腫瘍領域に進んでも必ず活きてきます。
実際に、肺がん領域での知見がメラノーマや腎がんなど他領域の治療戦略に応用されており、「呼吸器内科は免疫療法の教科書」と言っても過言ではありません。
irAEや薬剤性肺障害への対応力こそ、腫瘍内科医としての強さ
がん治療が進化する一方で、irAE（免疫関連有害事象）や薬剤性肺障害など複雑で多彩な副作用への対応力も問われる時代です。
呼吸器内科では、間質性肺炎や感染症、自己免疫疾患のマネジメントなどを通じ、腫瘍内科医に求められるスキルを日々実践の中で磨くことができます。
診断力、判断力、緊急対応力――リアルな腫瘍内科力がここで身につきます。
「治す」と「支える」を両立できる診療科
呼吸器内科の魅力は、治療にとどまらず、緩和医療にも真正面から取り組む点にもあります。
抗がん治療だけでなく、患者さんとそのご家族を支える包括的な医療に関わることで、「人」を診る視点が自然と育まれます。
薬だけではない、人間としての医療の在り方を学べるのも、呼吸器内科ならではの強みです。
腫瘍内科医としての未来が、ここから始まる
呼吸器内科でのがん診療を極めることは、そのまま腫瘍内科医としてのキャリアを築くことに直結します。
最新治療の習得、irAEなどの有害事象対応、そして緩和ケアまでを網羅する経験は、あなたを本物の腫瘍内科医へと導きます。
最先端のがん治療に挑みたい
総合的ながん診療力を身につけたい
患者さんを最後まで支える医療をしたい
そんなあなたにとって、呼吸器内科は最高のフィールドです。
ここから、あなたの腫瘍内科としての未来が始まります。
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