深掘り 【雑記】呼吸器内科から始まるアレルギー専門医への道 ――ステロイド・抗アレルギー薬・生物学的製剤を極め、社会に必要とされるスペシャリストへ呼吸器内科の魅力――それは、サブスペシャリティに焦点を当てて研鑽を積むことで、他の追随を許さない“オンリーワン”の存在になれるという点にあります。救急、集中治療、感染症、画像診断、腫瘍、自己免疫……呼吸器内科がカバーする領域は非常に幅広く、多彩なキャリアパスが用意されています。なかでも今回注目したいのが「アレルギ... 2025.05.17 0 COPDと喘息いろいろ解説未分類深掘り
その他 顕微鏡的多発血管炎(MPA)を“臨床で使える知識”としてマスターしよう! 「発熱や倦怠感が続く高齢の患者さんが多いけど、なかなか診断がつかない……」「肺に間質性肺疾患っぽい所見があって、腎機能が悪い‥‥」そんなとき、頭の片隅に「血管炎」は浮かんでいますか?ちなみに、診断に重要なのは「生検」です(正拳ではない・・・)。顕微鏡的多発血管炎(microscopic polyangiitis: MPA)は、見逃すと命に関わるが、診断すれば治療可能な疾患です。今回の記事では、臨床... 2025.05.15 2025.05.16 0 いろいろ解説その他深掘り
感染症 【雑記】呼吸器内科から始まる感染症専門医・インフェクションコントロールドクターへの道 〜抗菌薬のスペシャリストとしての誇り〜呼吸器内科の最大の魅力――それは、サブスペシャリティに特化して研鑽を積むことで、他にはない“オンリーワン”の専門性を築けるという点にあります。実は、呼吸器内科の土台をしっかり築くことによって、ただ呼吸器全般の診療力を高めるだけにとどまらず、将来的に以下のような多彩な専門領域へとステップアップしていく道が開かれています。救急医療のスペシャリスト集中治療のスペシャ... 2025.05.11 2025.05.17 0 いろいろ解説感染症深掘り
その他 【必読】ANCA関連血管炎の診断基準と国際分類基準の意義~MPA・EGPA・GPAをわかりやすく解説~ 日本における診断基準(厚生労働省診断基準)と、研究などで用いられる国際分類基準の意義について、ポイントを絞って見ていきましょう。重要なことですが、実はANCA関連血管炎には実臨床にすぐに適用できる統一された国際診断基準はありません!!参考:ANCA関連血管炎診療ガイドライン2023厚生労働省診断基準の意義なぜ日本独自の診断基準があるのか?日本には独自の診断基準(厚生労働省診断基準)があります。これ... 2025.05.10 0 いろいろ解説その他間質性肺疾患
深掘り 【雑記】呼吸器内科から始まる集中治療医への道 ―集中治療の“リアル”と最前線が、ここにある ―呼吸器内科の最大の魅力――それは、サブスペシャリティに特化して研鑽を積むことで、他にはない“オンリーワン”の専門性を築けるという点にあります。呼吸器という臓器は、構造的にも機能的にも複雑で、全身のさまざまな疾患と深く関わっています。そのため、呼吸器内科でしっかりとした基盤を築くことは、単に呼吸器疾患の診療力を高めるだけでなく、将来的に以下のような多彩... 2025.05.08 2025.05.17 0 いろいろ解説深掘り集中治療
論文の書き方 臨床研究のアイデアの出し方のコツ ~日常診療から研究アイデアを生むための5ステップ~<後編> 研究ネタに困っている方向けです。🧠日常診療の「なんで?」から始める!この記事は、「臨床研究のアイデアの出し方のコツ ~日常診療から研究アイデアを生むための5ステップ~<前編>」の続きです。まだ読んでいない方は、まず前編からお読みください。臨床研究のアイデアの出し方のコツ ~日常診療から研究アイデアを生むための5ステップ~<前編>🧭Step 4:研究テーマは「疾患 × 介入・比較 × アウトカム」で... 2025.05.07 0 いろいろ解説論文の書き方
論文の書き方 🩺後ろ向き研究アイデアの広げ方 ~PICOを工夫して“新しいテーマ”を見つける~ 今回は、後ろ向き研究に使えるPICOアイデアを紹介したいと思います!日々の診療データや電子カルテを活かして、「ありそうでなかった」テーマを掘り起こすコツを、できるだけわかりやすく整理しました。研修医、専攻医、学生さんにもおすすめの内容です!🔵まずは基本パターンを押さえよう【後ろ向きPICOアイデア集】後ろ向き研究に向いているテーマは、「カルテ・検査データ・画像情報」でアウトカムが拾えるもの。以下は... 2025.05.06 0 いろいろ解説論文の書き方
論文の書き方 【疾患別PICO具体例集】 こちらは、すごくシンプルな例ですが、まずはこういった形を参考にしてみてください。そこから少しずつ発展させて、ご自身のアイデアに育てていきましょう。「P」「I」「C」「O」→ここを自分のアイデアに変更する。P:Patient(患者集団)例 大分類具体例( =サブグループ設定のヒント )間質性肺疾患特発性肺線維症(IPF)/その他の特発性間質性肺炎(IIPs)/進行性線維化 ILD (PF-ILD)/... 2025.05.06 0 いろいろ解説論文の書き方
論文の書き方 臨床研究のアイデアの出し方のコツ ~日常診療から研究アイデアを生むための5ステップ~<前編> 研究ネタに困っている方向けです。🧠日常診療の「なんで?」から始める!臨床研究アイデアの見つけ方・育て方こんにちは。今回は、私が後輩からよく相談されるテーマ――「臨床研究のアイデアの出し方」について、実践的なコツをお話ししたいと思います。ぶっちゃけて言うと、学会発表ネタ・論文ネタの探し方、つまり「日常診療の気づきをどう研究アイデアに変えていくか?」という話です。「研究って、特別な人がやるものでしょ?... 2025.05.06 2025.05.07 0 いろいろ解説論文の書き方
その他 【必読】ANCA関連血管炎をひとまとめにしちゃいけないの!? 〜EGPA・GPA・MPAの違いと共通点〜<リライト> 学会や論文なんかでよく「ANCA関連血管炎(AAV)」ってひとまとめにされてるのを見かけますよね。でも実は、このグループに入っているEGPA、GPA、MPAって、それぞれ全然違う病気です。臨床の現場でもこのあたり混同されがちなんですが、症状の出方も違えば、治療や予後にも結構な差があります。確かにカテゴリ的には「ANCA関連」っていうくくりになるんですが、それだけで全部一緒にしてしまうのはちょっと危... 2025.05.05 0 いろいろ解説その他間質性肺疾患
肺癌や悪性腫瘍 【雑記】「この薬、使っても大丈夫ですか?」と呼吸器内科に聞かれても困る話 多くの場合は、何らかのがん、つまり悪性腫瘍の治療前の相談です。免疫チェックポイント阻害剤(ICI)や細胞障害性抗がん剤、分子標的薬、ADC製剤が多いですが、今回は呼吸器内科になじみのない薬剤に関してです。最近、他科から増えているご相談のひとつがこちら:「胸部CTで間質性肺疾患の疑いを指摘されました。これからXY製剤(呼吸器内科ではまず使わないような、最近使用可能になった分子標的薬やADC製剤※)を... 2025.05.03 0 いろいろ解説肺癌や悪性腫瘍
深掘り 【雑記】呼吸器内科から始まる腫瘍内科への道 ―がん診療の“リアル”と最前線が、ここにある ―呼吸器内科の魅力――それは、サブスペシャリティに焦点を当てて研鑽を積むことで、他の追随を許さない“オンリーワン”の存在になれるという点にあります。実は、呼吸器内科の土台をしっかり築くことによって、ただ呼吸器全般の診療力を高めるだけにとどまらず、将来的に以下のような多彩な専門領域へとステップアップしていく道が開かれています。集中治療のスペシャリスト救急... 2025.05.01 2025.05.17 0 いろいろ解説深掘り肺癌や悪性腫瘍
いろいろ解説 【必読】サイトカイン放出症候群(CRS)を徹底解説! 引用文献今回は、最近とても重要性が増しているサイトカイン放出症候群(CRS)について、呼吸器以外の医師や、研修医・専攻医、看護師さんの皆さんにもわかりやすく、しっかりまとめてみました!免疫チェックポイント阻害薬(Immune Checkpoint Inhibitor:ICI)や、タルラタマブなどの二重特異性T細胞誘導抗体(Bispecific T-cell Engager:BiTE)、キメラ抗原受... 2025.04.30 2025.05.04 0 いろいろ解説肺癌や悪性腫瘍