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間質性肺疾患

🫁 呼吸器内科TIPS|「UIPパターン=IPF」と決めつけない――患者さん・若手医師むけ

胸部CTでUIP(usual interstitial pneumonia)パターンを認めたとき、多くの臨床家がまず「IPF(特発性肺線維症)では?」と考えるでしょう。しかし、呼吸器内科の視点からは、この時点でIPFと決めつけてしまうのは非常に危険です。実はUIPパターンは、膠原病関連ILD(RAや強皮症、MPAなど)や線維化型過敏性肺炎といった、二次性の間質性肺疾患でも頻繁にみられる画像所見です...
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間質性肺疾患

抗RNAポリメラーゼⅢ抗体陽性全身性硬化症患者の肺と腎:間質性肺疾患治療と腎クリーゼのジレンマ

全身性硬化症(SSc)に合併する間質性肺疾患(ILD)は、呼吸器内科にとって無視できないテーマです。しかし、抗RNAポリメラーゼIII抗体(ARA)陽性のSSc患者では、ILDの背後に“忍び寄る腎クリーゼ(SRC)”のリスクが潜んでいます。肺を守る治療が、腎を追い詰めることも──。大規模メタ解析の結果をもとに、ILDとSRCのバランスをどう取るべきか、かんがえてみたい・・・Abderrahmane...
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間質性肺疾患

間質性肺疾患(ILD)の診断の流れ――膠原病ILDの注目すべき所見・症状と自己抗体とは?

膠原病に伴う間質性肺疾患 診断・治療指針2025 日本呼吸器学会・日本リウマチ学会合同 膠原病に伴う間質性肺疾患 診断・治療指針2025 作成委員会引用文献今回は、間質性肺疾患(ILD)に遭遇した際の診断アプローチについて、特に膠原病に焦点を当てて解説します。以下、まずは、過去の記事の復習になります。※詳細は、過去の記事「間質性肺疾患(ILD)の診断の流れ」参照まず最初に確認すべきこと!🔴 患者さ...
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肺癌や悪性腫瘍

小細胞肺がんセカンドラインに新風?タルラタマブに期待

日本でも2025年4月に保険収載されたタルラタマブ(イムデトラ®)が、再発SCLCの“次の一手”として期待されます。第2相DeLLphi‑301での安全性・奏効率、そして第3相DeLLphi‑304での延命効果という段階的エビデンスの積み重ねが、この注目を裏付けていますね。Giannis Mountzios et al. Tarlatamab in Small-Cell Lung Cancer a...
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肺癌や悪性腫瘍

ステージIII EGFR変異非小細胞肺がんにおける免疫チェックポイント阻害薬──放射線化学療法後デュルバルマブの可能性

これまた、リアルワールド解析です。切除不能ステージIII EGFR変異陽性NSCLCにおけるCCRT後のデュルバルマブ投与の有効性と安全性について、最新の後ろ向きコホート研究を読み解きます。Fujisaki et al. Durvalumab after concurrent chemoradiotherapy for sensitizing epidermal growth factor rec...
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間質性肺疾患

🫁 呼吸器内科TIPS|体重管理の重要性? 間質性肺疾患における“見落としがちな”ポイント――患者さん・若手医師むけ

肺の病気と聞くと「呼吸のことだけを考えればいい」と思いがちですが、実は体重の管理こそが、間質性肺疾患(ILD)の進行や生活の質を大きく左右するカギになるのです。はじめに:肺だけを診ていて大丈夫?ILDというと、どうしても肺の線維化や酸素療法、薬物治療の話に焦点が当たりがちです。特に特発性肺線維症(IPF)や非特異的間質性肺炎(NSIP)、膠原病関連ILDなど、病態も治療法も多様で、医師も患者さんも...
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未分類

咳の救世主?リフヌア(ゲファピサント)のリアルワールドデータ

近畿大学の松本先生の論文ですね。共著には、新実先生(名古屋市立大)をはじめ、日本の咳診療の第一線で活躍する先生方がずらりと並びます。リフヌアは、味覚障害が心配で、実際の臨床では使いどころに迷う薬でしたよね。もっと使ってみようかな。Matsumoto H, et al. Real-world usage and response to gefapixant in refractory chronic...
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論文紹介

Perioperative ICIの実力とは?切除可能NSCLCにおけるリアルワールドデータ

Desai A, et al. Clinical Outcomes of Perioperative Immunotherapy in Resectable Non–Small Cell Lung Cancer. JAMA Network Open 2025.引用文献はじめに肺がんは依然としてがんによる死亡原因の上位を占めており、中でも早期非小細胞肺がん(NSCLC)は40~45%を占めるほどです...
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間質性肺疾患

過敏性肺炎⑩~治療方針に迷ったら読んで!過敏性肺炎の薬物療法“使い分け”解説」

過敏性肺炎(HP)は、他の間質性肺疾患(ILD)とは異なる治療戦略が求められる疾患です。2022年に公表された「過敏性肺炎診療指針」においても、治療の中心は「抗原回避」であることが明記されています。薬物療法はあくまで補助的な手段であり、まず原因抗原を環境から除去することが、予後を大きく左右する最も重要なポイントです。すなわち、「抗原回避なくして治療なし」──これが過敏性肺炎における基本原則です。し...
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肺癌や悪性腫瘍

免疫チェックポイント肺障害を“治療前に予測”――HMGB1の臨床的可能性

広島大学の呼吸器内科を中心とした、日本国内14施設による多施設共同前向き研究ですね。Kakuhiro Yamaguchi et al. The clinical potential of HMGB1 for the risk assessment of severe checkpoint inhibitor pneumonitis: A prospective multicenter study ...
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いろいろ解説

過敏性肺炎⑨~「抗原回避なくして治療なし」──過敏性肺炎の本質に迫る

過敏性肺炎(HP)は、他の間質性肺疾患(ILD)と比べて、やや異なる治療戦略が求められる疾患です。2022年に公表された「過敏性肺炎診療指針」においても、治療の中心となるのは「抗原回避」であり、薬物治療はあくまでそれを補完する役割であることが強調されています。すなわち、「まず抗原を断つこと」──これこそが、過敏性肺炎の治療と予後に直結する最重要事項です。今回はこの「抗原回避」に焦点を当て、解説して...
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間質性肺疾患

IPFにおける6MWTの新たな指標:ODDSスコアとは何か?

この論文では、6MWTの距離だけに頼らず、酸素使用量やSpO₂、呼吸困難感を加味することで、IPF患者のリスクをより正確に層別化できるスコアを提案しています。Steven D. Nathan, et al. Development and validation of a predictive 6-minute walk score in patients with Idiopathic Pulmo...
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肺癌や悪性腫瘍

小細胞肺癌の脳転移に対する免疫療法+化学療法の効果とは?―LOGiK2001試験を徹底解説―

この論文は、日本国内23施設の多施設共同グループ「LOGiK(Lung Oncology Group in Kyushu)」が実施した第II相の単群試験(SPEED試験, LOGiK2001)です。フェーズ2であり対照群がないため、確定的な結論は出せないものの、脳転移に対するICI併用療法の有望性を示唆する初の前向きデータですね。Y. Shiraishi et al. Platinum plus ...
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