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いろいろ解説

🫁 呼吸器内科TIPS:胸部CTが正常なのに拘束性障害?そのとき考えるべきこと

呼吸機能検査で拘束性障害(FVC↓)を指摘された患者さんが紹介されてきたけれど――CTを見ても肺野、胸郭、脊椎すべて“正常”に見える。こういうケース、呼吸器内科では意外とよくあります。でも油断は禁物。画像上は正常でも、呼吸機能に影響を与える“隠れた原因”が潜んでいることがあります。今回は、そんなときに鑑別すべきポイントを5つに整理してみました。1. 肥満(Obesity-related restr...
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肺癌や悪性腫瘍

肺癌に対する免疫チェックポイント阻害剤治療の裏側に潜む“併用薬”の影響力??

本研究「IFCT-1502 CLINIVO-SNDS」では、ニボルマブを投与されたNSCLC患者の全国コホートに対し、フランスの医療データベースを活用して併用薬の投与履歴を把握し、それらが生存に与える独立した影響を詳細に検証しました。Morphine and metformin impact immunotherapy benefit in patients with NSCLC: Results...
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論文紹介

気管支鏡中の酸素投与、ネーザルハイフローと低流量?結局どっちがいいのか?

High Flow Nasal Oxygen and Low Flow Oxygen Are Equally Effective in Providing Oxygenation During Bronchoscopy Under Conscious Sedation: A Randomised Controlled Trial. Georgia Burton et al. Respirology...
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肺癌や悪性腫瘍

EGFR変異肺がんの“次の一手”―Datopotamab Deruxtecanの可能性

新しい選択肢に注目: EGFR変異NSCLCに対するADC「ダトロウェイ®(Datopotamab Deruxtecan)」A pooled analysis of datopotamab deruxtecan in patients with EGFR–mutated NSCLC. Myung-Ju Ahn, et al. Journal of Thoracic Oncology 2025.引用...
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いろいろ解説

過敏性肺炎④~線維性過敏性肺炎(fHP)の画像診断をマスターしよう!

過敏性肺炎(HP)は、反復する抗原吸入によって誘発される免疫性びまん性肺疾患であり、2020年ガイドラインでは、非線維性(nonfibrotic HP)と線維性(fHP)に分類されました。fHPは、びまん性肺疾患の中でも診断が難しい疾患の一つ。とくに画像所見は特発性肺線維症(IPF)など他のILDと非常に似ることがあり、確定診断には“画像+病歴+BAL+病理”の総合評価が不可欠です。ここでは、20...
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間質性肺疾患

「Typical fHPパターン」に潜む罠:曝露歴不明例の予後不良と膠原病への移行リスクを再考する

HPシリーズの最新論文です。ちなみに後日Typical fHPパターンに関する記事も公開予定です。Outcomes of a Typical Fibrotic Hypersensitivity Pneumonitis Pattern on Chest Computed Tomography. Christopher J. Ryerson, et al. American Journal of Re...
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間質性肺疾患

過敏性肺炎③~非線維性過敏性肺炎のHRCT画像診断:ガイドラインと鑑別のキモ~

過敏性肺炎(HP)は、環境抗原への反復暴露によって肺に炎症が起こる病気です。中でも非線維性HP(nonfibrotic HP)は、急性~亜急性の比較的可逆性の高い病態であり、早期に原因抗原から回避することで改善が得られることから早期診断がカギになります。ここでは、2020年のATS/JRS/ALATガイドラインに基づいて、非線維性HPに特徴的なHRCT画像所見をわかりやすく解説します。(線維性HP...
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論文紹介

抗Ro52抗体とは?ILDにおけるその意義と臨床対応のヒント!

最近、抗Ro52抗体関連の論文が多いですね。Anti-Ro52 Seropositive Interstitial Lung Disease is Associated with a Higher Risk for Disease Progression and Mortality. Ryosuke Imai, et al. CHEST 引用文献はじめに間質性肺疾患(ILD)は、肺の間質に慢性的な...
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間質性肺疾患

過敏性肺炎②~画像所見の読み解き方~

過敏性肺炎(Hypersensitivity Pneumonitis:HP)の診断において欠かせない画像所見の用語を、若手医師向けにわかりやすく解説します。HRCT(高分解能CT)の読影は、非線維性か線維性かを見極め、適切な診断につなげる大事なプロセスです。過敏性肺炎を疑う場合、吸気CTと呼気CTの両方を撮影することが極めて重要です。これにより、細気管支病変の評価に欠かせないAir trappin...
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深掘り

過敏性肺炎①~ざっくりと解説~

間質性肺疾患の中でも重要な「過敏性肺炎(Hypersensitivity Pneumonitis:HP)」について、2022年に発表された日本呼吸器学会の診療指針(過敏性肺炎診療指針2022)をもとに、まとめました。ちなみに、正式名称は過敏性肺臓炎ではなく、過敏性肺炎です。そして、東京科学大学の呼吸器内科のホームページから、臨床で使えるすばらしい問診票をダウンロード可能です!引用文献まず押さえるべ...
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間質性肺疾患

「IPF診断後に発症するうつ病」が、死亡率と抗線維化治療導入率に強く影響することが判明!

浜松医科大学からの報告ですね。IPFのメンタルヘルスの重要性という新しい切り口の論文です。Depression and its association with mortality in idiopathic pulmonary fibrosis: A real-world data analysis. Sho Takuma, Hironao Hozumi, et al. Respiratory ...
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ゆるネタ

🔥呼吸器内科医‼️気管支鏡中、外回りDrのリアクションで術者のテンションが爆上がりするランキング💥

第5位「ん?さっきのBAL回収液…けっこう沈殿してる!?PAPだよ!これ絶対PAPでしょ‼️」第4位「70…80…90…100…110……110mL⁉️BAL回収150mL中110mLで、回収率73%でーす!!」🥉第3位「クライオの検体、これまで見た中でマジで一番デカいっす!!」🥈第2位「うわぁッ‼ 赤BALだッ‼‼」🥇第1位「見てくださいコレ!! ひも状の組織、めちゃくちゃしっかり採れてますよッ...
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間質性肺疾患

見逃すな!FVCと皮膚スコアの悪化が教えてくれる強皮症の間質性肺疾患の危険サイン

強皮症は日本では全身性硬化症と呼び名が変わりましたね。ただし、指定難病ではまだ強皮症のままです。Lung function and skin fibrosis changes as predictors of survival in SSc-associated interstitial lung disease: a EUSTAR study. Vincent Sobanski et al. R...
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